1週間の在宅勤務で得た知見:その利点と欠点

TL; DR

在宅勤務の利点と欠点は、個人差があると考えます。
私は在宅勤務したい派ですので、利点が多めに存在します。

皆さんも可能であれば、1度は在宅勤務を経験して、在宅勤務の利点/欠点を探してみてください。

はじめに

とある問題に対応するため、昨今では在宅勤務へと舵を切らざるを得ない企業が増えています。

弊社も、制度としての在宅勤務は認められているものの、実際に利用している方は多くない印象でした。
しかし、弊社でも「在宅勤務を推奨する」との通達が下りました。

私の所属しているチームでは、ほぼ全員が在宅勤務を実施することになり、先日で丁度1週間が経過しました。

個人的には、在宅勤務をしてみたいという欲望が渦巻くさなかの出来事であり、棚ぼた気分で1週間を過ごしました。
そこで得た知見、いわゆる在宅勤務の利点と欠点を、ここにまとめます。

在宅勤務の利点

私が感じた、在宅勤務の利点は、以下の通りです。
各項目について、それぞれ説明します。

  • 満員電車に乗る必要が無い
  • 朝の時間でゆったりできる
  • だらだらと残業しない
  • 無駄な外食が減る
  • 洗濯物を干せる
  • 文章によるコミュニケーションをしっかりするようになる
  • うるさくても許される

満員電車に乗る必要が無い

在宅勤務の利点として、よく上げられる項目の1つです。

私自身、満員電車で苦痛を感じることは無いと思っていました。
しかし、電車に乗らない生活を1週間続けていると、心の変化をかなり実感できました。

簡単に言うと、朝から集中できます。

今思えば、電車から下車する際、疲れを感じていた気がします。
下りた時のホッとする感情は、車内で緊張している証拠だと言えます。
つまり、朝の集中力が、満員電車に吸い取られているわけです。

その集中力を、業務に充てることができ、心なしか朝の集中力が上がったように感じます。

朝の時間でゆったりできる

通勤時間が減るため、朝と夕の両方で、それぞれ1時間の空白ができます。
私は、その朝の時間をゆったりする時間に充てています。

ゆったりするとは、単純に寝ているわけではなく、起きる時間はいつもと同じに設定しています。
ただし、目を覚ました後は、いつ布団から出てもよい時間としています。

この利点は、朝から急ぐ必要が無くなる、というものです。

朝の時間は貴重だ、とよく言われますが、その理由は時間が無いからだと考えます。
にもかかわらず、私は贅沢にも、朝1時間をゆったりする時間として設定しているわけです。

そのうえ、今までは必須であった朝のタスクが、在宅勤務により減ります。
具体的には、着替えや髭剃りやお化粧などです。
これらは、テレビ会議必須のチームでは結局しなければなりませんが、私のチームでは、夕方にテレビ会議があるため、朝していた着替え等を、昼休み以降にずらすことができます。

この効果は想像以上でした。
目が覚めてしばらくはスマホを眺めつつ、だらだらと起きて顔を洗い、軽い食事を済ませてPCに向かうわけです。
その頃には、完全に脳みそが起きていることを実感できます。

よく、在宅勤務の欠点としてオンオフの切替ができない、というものが挙げられますが、私はこの時間を設定することで、PCに向かう瞬間にスイッチを切換えやすくすることができました。

だらだらと残業しない

だらだらと残業してしまう癖がある方は、もしかしたら会社から出るのが億劫だからではないでしょうか?

私はまさにそうで、会社から出る前に、外の天気を調べたり、忘れ物が無いかを確認したりする時間で、そのまま5分10分と居ついてしまうことが珍しくありませんでした。
在宅勤務では、外の天気を調べる必要も、忘れ物の確認も必要ありません。
終わるときは「終わります」と一報を入れて終わりです。

これも、前述の在宅勤務の欠点としてよく挙げられるオンオフの切替に一役買っていると考えています。

無駄な外食が減る

在宅勤務ということは、キッチンも冷蔵庫もあるわけです(無い場合もありますが)。
であれば、わざわざレストランやコンビニに寄らずとも、自宅で適当に調理すれば済みます。

私は料理を全くしない人間ですが、保存がきくパン類を事前に買いだめしておき、仕事中はモグモグして業務に従事しています。

事前に買いだめするということは、単価の高いコンビニではなく、比較的安価なスーパーで購入できます。
レストランに行く必要も無くなりました。
移動という運動もしなくなり、消費する食品量自体も減っている気がします。

詳細に計算したわけではないですが、食費については体感1/3まで減少しています。

洗濯物を干せる

洗濯物を朝から干している方は、凄いです。

私は、家を出る15分前に起きるダメ人間ですので、朝から干すためには、前日に洗濯機を回さなければ、洗濯物を干すことができません。
つまり、前日に洗濯機を回し損ねると、丸1日洗濯できない日が増えてしまいます。

在宅勤務では、洗濯機を朝から回しても、昼に干せば問題ありません。
布団だって、今までより干しやすくなります。

朝したいけど、時間が無くて諦めていたことができるようになると、生活の幅が広がります。

文章によるコミュニケーションをしっかりするようになる

現在のチームでは、Slackを利用したチームメンバー間のコミュニケーションを取っています。
以前までは対面とSlackの区別ができておらず、どちらを使ってコミュニケーションを取ればよいのかがわかっていませんでした。

在宅勤務では、強制的にSlackでのコミュニケーションを強制させられます。
これにより、齟齬のない文章で状況を伝えたり、timesチャンネルで自身の状況を常時報告したりする機会が増えました。

また、在宅勤務では、相手の状況がわかりません。
そのために、どれだけ忙しいのか、機嫌が良いのか悪いのか、文面からは何も見えてきません。

人によっては、上記をデメリットと感じる方もいますが、私はメリットと感じています。
つまり、何も考えずに質問したり、報告したりできるわけです。

私は、対面で質問する場合、どうしても相手の顔色を窺ってしまう癖があります。
文面では、相手の顔が見えないため、怪訝な顔をされていても、私には伝わりません。
物怖じせずに質問でき、それにより業務が進み、Win-Winの関係になっているんじゃないかな、と考えています。

......決して、話しづらい人がいるわけではありません。私が人一倍、相手の顔色に敏感なだけです。

うるさくても許される

BGM流し放題、独り言し放題です。
キーボードを強く叩いても怒られませんし、にゃーんと言いすぎて解雇されることもありません。

逆に、周りがうるさいことも気にしないで済みます。
向かいの人のキーボード打鍵音が気になりますか?後ろの人の悪態が気になりますか?隣を歩く人が気になりますか?誰かの貧乏ゆすりで揺れる机が気になりますか?どこからか聞こえるドローンの音が気になりますか?

それらが全て、在宅勤務で無くなります。

在宅勤務の欠点

私が感じた、在宅勤務の欠点は、以下の通りです。
各項目について、それぞれ説明します。

  • 運動しない
  • 日に当たらない

運動しない

1週間の平均歩数が、5000歩以上だった前週と比べ、なんと191歩まで下がってしまいました。
私が行う唯一の運動が歩行である現在、その歩行距離の極端な減少は大きな問題となるはずです。

今は若さという力で無理やり抑えていますが、今後は意識的に運動する必要があるかもしれません。

日に当たらない

実は1週間、ほとんどカーテンを開けずに生活していました。
誰が見ても、健康に良くないことは一目瞭然です。

意識的にカーテンを開けるようにする必要はありそうです。

おわりに

まだ1週間ですから、欠点についてはそれほど深刻に考えていません。
利点についても、これから少しづつ増えていく可能性はあります。

また、一般的によく言われる利点としての「使える時間が増える」ということについては、私がゆったりする時間として使っているため、そこまでメリットとしては感じていません。
夕方の時間は普通に増えているので、今後は何かできたらいいなと考えてはいます。

個人的に、在宅勤務か出社勤務のどちらが良いかと聞かれたら、今は間違いなく在宅勤務を選びます。
在宅勤務は好き嫌いがはっきりしやすいと思うので、社会人全員が在宅勤務を実施するとは考えていません(し、全員ができるとも思っていません)。
しかし、選択肢が増えることはいいことですね。